しじょふの日常。

腐女子の日々をつらつらと

his〜恋するつもりなんてなかった〜3話、4話

3話、心をゆっくりと抉られるような静かな辛さが押し寄せてきて、自然と涙が溢れていました。迅にたくさんの駄菓子を買ってあげる渚、嬉しそうに秘密の場所に迅を連れていく渚、可愛くてたまらなかった。あまり感情表現が豊かではなかった渚が、迅くんと居ると笑顔になったり、冗談言ったり、すぐ怒ったり、誰よりも自分の素を出していて…あぁ本当に迅くんと一緒にいることが渚にとっての幸せなんだなぁと、本当に迅くんが好きなんだなぁと伝わりました。

だからこそ、渚から江ノ島の伝説を聞いた時の「わかんないや」という迅くんの言葉は渚の心に刃物が刺さったような苦しさだったに違いないなと感じました。「そっか…」寂しそうに言う渚を見ると辛くて堪らなかった。迅くんにとっては本当にわからなくて、考えても見なかったから本当に言葉が出なかったと思うけれど、その素直な反応に傷付いた渚を見るのが心苦しく、胸が締め付けられるような思いでした。


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お菓子のシーン、めちゃくちゃ可愛いんすよ…渚の嬉しそうな顔…めちゃくちゃ、めちゃくちゃ可愛いんすよ…

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迅のために意味わかんないくらい大量の駄菓子買うとこ、可愛い。

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ここです。ここのシーン、じわじわと心を抉られる感覚、初めて体験した苦しさでした。

この後、自分で自分がわからなくなった渚は千歌ちゃんにキスをしてしまって、千歌ちゃんと付き合うことになります。千歌ちゃんも千歌ちゃんで渚が素直に、真っ直ぐに好きだから…苦しんで欲しくない……。4人の想いが交差するが故に悲しいです…。


そして4話、

渚と付き合えた千歌ちゃんは嬉しそうで本当に可愛い。だけどやはり渚の表情はどこか暗さを感じます。ドラマ冒頭から同性を好きになる事はどういうことか、というのを渚に考えさせるシーンがちらほらあってとても心にグサッと来ました。

一方の迅くんは亜子ちゃんと行動を共に。

亜子ちゃん、実は迅くんに大きなきっかけを与える存在だと思うんですよね。

亜子ちゃんは可愛くて、素直な優しい女の子だと思います。そして千歌ちゃん同様強い。千歌ちゃんとは対称的な性格だと思うけれど、亜子ちゃんは亜子ちゃんなりに強い意志を持ってる気がします。全く個性が無いなんてことはない。亜子ちゃんのシーン、涙無しでは見られない。


あまり言うとあれなので、ぜひ見てほしいのでめちゃくちゃはしょりましたけど、4話、最後のシーンにかけてが見どころです。


渚に本を返そうと渚の部屋まで来た迅くん。しかし渚は風邪だというので扉の前で「ありがとう」と迅くん。この時の迅くん、上手く言葉に出来ていないけど渚に対する想いは暖かく、好きってこういう事なのでは…?と感じさせるようなシーンでした。本を扉に立てかけて去る迅くん。

渚は部屋で聞いているかと思いきや、まさかの居ない。ここ、発狂しました。いないんかよおおおおおおおおおおおお!!!!と。

うまく説明出来てないので早く本編を見てください←


なんやかんやあり、渚くんは帰ってきます。

立てかけられた本を見て、いてもたってもいられない。迅くんに会いたい。気持ちが高ぶります。だって好きな人がわざわざ会いに来てくれていたんだから、そりゃそうなる。しかし、そこへ千歌ちゃん。迅から渚が風邪を引いたと聞いて色々持ってきた健気な千歌ちゃん。迅に会いにいくと出ていこうとする渚。待ってと言わんばかりに渚の手を持った千歌ちゃんをバっと振りほどく渚。その顔は切なく、千歌ちゃんに対する申し訳なささと、迅くんに対する気持ちとで複雑な表情でした。「渚って、もしかして迅くんのこと…」と千歌ちゃん。「変なこと聞いてごめん」と無理に笑う千歌ちゃん。しかし、渚は

「変なことじゃない、それが俺にとっては当たり前だから」

と迅に会いに駆け出す渚。

そこで終わる4話。

項垂れる私。



「変なことじゃない」

そう、この言葉、胸を打たれた。

変なことじゃないよ。


迅くんを好きになるなんて変なことじゃない。同性だろうが、人間を好きになることに正解も不正解もない。


渚のこの言葉。涙が出ました。

ついに明日は最終話です。



どんな終わり方でも私は迅と渚、千歌ちゃん亜子ちゃんに幸せになって欲しいです。